- PNFの世界中でのさらなる臨床適用の拡大を目指す
- PNFの技術指導における継続と標準化に努める
- 初心者向け、上級者向けそれぞれのPNF講習会の内容の維持と標準化に努める
- 新たなPNFインストラクターの教育を行う
- PNFの理論と臨床についての研究を促進する
- PNF概念のさらなる発展を見極めていく
- 神経生理学やその他の関連領域(ICF、神経可塑性など)における業績がPNFの臨床業務に確実に取り込まれるようにする
- PNFを教育するために求められる必須の臨床的、教育的水準を維持するため同僚査定を行う
ぜひ私たちの講習会でお会いできますように!
固有受容性神経筋促通法(PNF)は後にカイザー基金リハビリテーションセンターと改名されたカバット-カイザー研究所で1946年~1951年にかけて5年以上の月日をかけて開発つされました。これは医学博士であり臨床神経生理学者でもあったハーマンカバットと理学療法士マーガレット”マギー”ノットによる業績です。
ヘンリーカイザー氏は、彼の息子が多発性硬化症を患っていたため、まずはワシントンD.C.で後にカリフォルニア州ヴァレーホで経済的な援助を行っていました。
当初PNFはポリオを主とした神経障害を持つ患者さんたちのために開発されました。その後、PNF概念は神経障害と同じように筋骨格系障害にも用いられる治療理念と方法論として変革を遂げました。PNFは世界中のセラピストたちに卒後教育講習としてカイザーヴァレーホ病院で教育されました。ヴァレーホでPNFを学んだこれらのセラピストたちはそれぞれの国へ帰り仲間に彼らの知識を伝えたのでした。
1973年、スイス、バッドラガッツの温泉療養施設医療責任者であったマーチンヴィルハイムジン博士がPNF講習のためにバッドラガッツにマギーノットを招きました。
それから数年後にはバッドラガッツにおける卒後教育プログラムの中でPNFは確かな地位を築きました。ヴァレーホのPNFインストラクター、スーアドラーが1979年にバッドラガッツを訪れ最初の上級PNF講習会を開催しました。1981年、スーはもう一度スイスを訪れ、そこで初めてのインストラクター認定講習会を指導し、8人の国際PNFインストラクターが誕生しました。
国際PNFインストラクターグループの最初の集会は1985年に開催されました。インストラクターグループは大きくなり、1990年に国際PNF協会(IPNFA®)が組織されました。IPNFAはIPNFA®インストラクター以外にもPNFアプローチに興味を持ちIPNFAの目的遂行に賛同してくれる人たちも含めて構成されています。年次総会欄”過去の行事”にリンクされている IPNFA®総会の歴史をご覧ください。